ファッション

セレクトショップの”デスペラード”リニューアルオープン、「必需品ではなく、必”潤”品を提供したい」

 今年1月に閉店した渋谷・桜丘町のセレクトショップ「デスペラード」が3月16日、リニューアルオープンした(渋谷区桜丘町4-23)。「デスペラード」は、もともとルックが2000年にオープンしたセレクトショップで、これまでディレクションとバイイングをしていた泉栄一が独立し、新たにパノラマを設立した。同社が運営する。初年度は1億円を目指す。

?

 ストアコンセプトは13年前同様の「三つ星ホテル」。リニューアルにあたり新たに「原っぱ」というテーマを加えた。三つ星ホテルのロビーをイメージし、オープンキッチンを配した気取らない空間を、ゼブラ柄のカーペットを敷きこんだコーナーや、ホテルの客室のような部屋、ポップアップショップや展覧会などに用いるギャラリースペースが取り囲む。シャワー室を模したフィッティングルームなど異素材をミックスして作り上げたユニークな内装が光る。さらに「原っぱ」というテーマは、什器と壁をすべて可動式にし、様々にレイアウトできるようにした。「これからのショップはモノを売る、買うだけではなく、人々が集い、デザイナーやアーティスト、それを求める人との融合を目指し、新たなコミュニケーションの場となるように」という泉英一・社長の思いを形にした。内装を手掛けたのは、ima(イマ)の小林恭+マナ。

?

 店内には、「J.W.アンダーソン」「ブレス」「フイウイ」など、エッジィかつユニークなブランドをラインアップ。アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、北欧など世界中から約150ブランドをセレクトし、クスリと笑える商品が並ぶ。「今も昔もターゲットは25歳。『格好いい』『いいね』と言ってもらえるものを選んでいる。共通項は遊び心。必需品ではなく必"潤"品を提案したい」。

?

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。