独特のガーリーな世界観で、パリコレの中でも独自のポジションを築きつつある「アレクシ・マビーユ」。今シーズンは、得意のリボンモチーフにギンガムチェックを絡めて小悪魔なカワイイ世界を作り上げた。水色のギンガムチェックのドローストリングパンツと、コットンピケのシャツでショーはスタート。その後はギンガムチェックを柱に、白いレースのつけ襟を飾ったり、黒いレース生地を上に被せてチェックをほんのり透けさせたりと、+αのアイデアを盛り込み、シャツやドレス、パンツへと展開してゆく。
素材にとろみのあるクレープを多用し、甘く爽やかな印象を演出しつつ、要所で黒のディテールを取り入れることでピリリとスパイスを効かせている。“クールウール”のスモッキングやスタッズを飾ったマキシ丈のスカートもロックなイメージ。大きなイヤリングやジャラジャラ重ねるバングルでアクセサリーを楽しみつつ、足元はエンジニアブーツでボーイッシュに。