グラマラスカジュアルをテーマにした「CCクロス」や、大人モードカジュアルを提案する「ディシャス」を卸売中心に展開するアイランドユニヴァース(村山幸三・社長)が今秋、新ブランド「AGNOST(アグノスト)」をデビューさせる。2ブランドのプレスを手掛けてきた大橋沙里がクリエイティブ・ディレクターを務める。
30代がメインターゲットの「ディシャス」に対して、「アグノスト」は25歳以上をターゲットに設定。素材から開発した肌触りの良いTシャツや、ストレッチの聞いたデニムレギンス、イタリア糸を使ったニット、オリジナルプリント、ビジュー使いやレザーの切り替えやパイピングなどで、独自性やアッパーなイメージを訴求。価格はTシャツで4000円台、パンツが9900円前後、ワンピースで9900〜12600円、ファーコートが3万〜4万円台など。アクセサリーはパリで買い付けたアイテムを展開。ガールズ系ブランドでは韓国などアジアから仕入れるところが多いため、差別化のポイントにしたい考え。大橋クリエイティブ・ディレクターは「8年間プレスとして仕事をする中で、人脈が広がるとともに、多くのことを学ばせてもらった。新卒で入った前社で企画、生産などを手掛けた経験も生かしながら、手頃な価格でありながらも、安っぽくならず、品があって着心地が良くて長く着られるアイテムを作りたい。服のデザインだけでなく、買い付け、グラフィック、下げ札、ハンガー、ショッパーなど、ブランドにまつわるすべてのイメージをディレクションし、新しい世界観を打ち出したい」と語る。
今シーズンのテーマは「ネオフェミニン」で、モノトーンの中に女性らしいディテールを入れたり、マスキュリンなアイテムとレースやチュール、透け感、上品なアクセサリーなどを合わせたスタイリングなどを打ち出す。「7月からEコマースをスタートする予定。ここではパリで買い付けた服も販売する予定。将来的には、ルミネなどに直営店を出したい」と大橋クリエイティブ・ディレクター。なお、4月25日(木)まで東京都渋谷区桜丘町の本社で展示会を開催中だ。
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