前シーズンは、洋服の左身頃と右身頃で大胆な切り返し。「クリストファー・シャノン」の2013-14年秋冬は、上下で素材を変えたレイヤードスタイルが主軸となった。用いた素材は、メンズとウィメンズの境界線を自由に飛び越えるトレンド「クロス ジェンダー」の根幹を成すチュールのようにシアーなナイロンと、ヴィンテージムードたっぷりのデニム、そしてPVCコーティングの素材とシリコンのようなラバー。ジャストひざ丈のショートパンツは、まるでこの中から2種類の素材を用いた2着のショーツを重ね履きしたようなスタイル。シャープなカッティングのノースリーブのGジャンのようなスタイルは男性的で力強いが、ショーツが大きく膨らむバルーンシルエットなので、どこかフェミニンな印象も。中盤以降は、そこに鮮やかなカラーパレットと全面に敷き詰めた花柄が加わり、さらにフェミニニティを助長する。
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