「リーボック」は3月10日、新ランニングシューズ「ジーポンプ フュージョン(ZPump Fusion)」を発売した。90年代のハイテクスニーカーブームをけん引したシューズ「インスタ ポンプフューリー(INSTA PUMP FURY)」にも採用された、空気を注入しフィット感を調整する"ザ ポンプ(The Pump)テクノロジー"を搭載している。通常ランニングシューズは40以上のパーツが必要とされているのに対し、同シューズはアッパーに内蔵された"ザ ポンプ テクノロジー"と、メッシュ素材のワンピースアッパー、スポーツカーに装備されるハイグリップタイヤから着想を得たグリップ力の高いアウトソールの、3つの主要パーツで形成。カラーはメンズ、ウイメンズ各3色で、価格は1万2900円。「リーボック」直営店や公式オンラインショップ、セレクトショップなどで販売する。
3月9日には、ニューヨークに続いてのプレス向け発表会がラフォーレミュージアム六本木で開催された。イベントには英リーボック社の"ザ・ポンプ テクノロジー"を開発したポール・リッチーフィールド=リーボック アドバンスド・コンセプト部門統括責任者、新商品開発を担当するビル・マクニス=リーボック ランニングカテゴリ統括責任者などが登壇したほか、「リーボック」ブランドアンバサダーであるタレントのすみれも駆け付けた。元消防士という異色の経歴を持つリッチーフィールド統括責任者は、同テクノロジーの誕生について「80年代バスケットボールシューズのニーズが変化したことで、よりサポート力が強いものが必要となった。そこで、怪我をした際に患部を固定するエアギプスからインスピレーションを得てこのシステムを開発した」と、開発秘話を語った。
3月15日まで六本木ヒルズの66プラザには、移動型ランニングステーション「Reebok ZPump Fusion 7 Days Running」をオープンする。夜の東京を走る「トーキョー ナイト ストリーミング」やランニングレッスンなど、ランを軸としたさまざまなイベントやコンテンツを用意する。