アッシュ・ペー・フランスは本日9月9〜11日、合同展示会rooms29を開催する。今シーズンのテーマは"DNA"。2011年の東日本大震災以降、過去6回にわたり「日本を考える」というコンセプトのもとテーマを設けてきたが、今回はその最終章となる。
見どころは、今シーズンから「メイドイン ドット(Made in.)」に名称を変更したrooms地場産。刀物や木工、美濃和紙など、新しい発想やデザインと融合した岐阜県の17企業や福島県の5ブランドが参加し、同エリアだけを切り出して海外進出できるような仕組み作りを進めていく。日本の地場産品の活性化を目的に女子目線でセレクトしたrooms地場産ブースもこれまで通り登場するが同エリア内に集約される。
新たに「リトゥンアフターワーズ」の山縣良和デザイナーが注目するクリエイター紹介ブースも登場。山縣デザイナーが主宰する、ここのがっこう卒業生のデザイナー村上亮太が自身の母親とユニットを組んでスタートした「リョウタ ムラカミ」を紹介する。
また、ファッション分野の中で需要が高まっているというジュエリーエリアにも注力。日本のジェエリーを揃えたアッシュ・ペー・フランスのセレクトショップ「ドラマ アッシュ・ペー・フランス」の神谷温子ディレクターが手掛けるエリアが拡大し、独自性の高いジュエリーをそろえる。roomsでは、シーズンテーマと連動したビジュアルが印象的だが、これまで携わったアーティストを今季から"アート部"としてさらに明確化。会場内に初のアート展示ブースを設け、丸シールだけで夜景を描くアーティスト大村雪乃の作品などを紹介する。今後、明和電機の土佐信道を名誉部員に、同展以外のroomsプロデュース企画にも部員を起用していく。
さらに、かねてから日本のモノ作りやクリエーションを応援しているという「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳が同展に初参加する。「オレのスキなモノ」と題して、同氏が出展ブランドからとにかく好きだと思ったモノをセレクトし、会場内で選出ブランドを発表。長期プロジェクトとして地域の活性を目的とし、roomsと一緒に地方でのイベント開催やポップアップショップの実施、産地とのモノ作りプロデュースなどの活動も予定している。
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