繊維ファッション産学協議会は、「2016年度 Tokyo新人デザイナーファッション大賞」プロ部門の入賞者を発表した。応募した25ブランドのうち、基準を満たした15ブランドが最終審査のプレゼンテーションを行い、11ブランドが入賞。入賞者には、国内外の合同展やショールームへの出展、ショーやインスタレーションの開催、卸先への営業など多岐に渡るビジネスサポートが最長3年間与えられる。
入賞ブランドは以下の通り。「ミーンズワイル(MEANSWHILE)」「コイ(KOI)」「ノントーキョー(NON TOKYO)」「シンヤヤマグチ(SHINYA YAMAGUCHI)」「ユキフジサワ(YUKI FUJISAWA)」「リエカイノウエヌー(RIEKA INOUE GNU)」「ヘルマフ アンド ロディタス(HELMAPH & PODITUS)」「イン(IHNN)」「リュシオル ジャンピエール(LUCIOLE_JEAN PIERRE)」「メグミウラ(MEGMIURA)」「ネイプ(NAPE_)」。
また、最高得点を獲得した「ミーンズワイル」の藤崎尚大デザイナーには、東京都知事賞が贈られた。同ブランドは、2014年にスタート。コンセプトは「身体に最も近い道具」「デザインは目的ではなく手段」で、表面的なファッションとしてだけではなく、道具としての機能も持たせたプロダクトが特徴だ。藤崎デザイナーは「今こういうモノが必要だと評価していただけたのだと思っている。受賞を機に海外の卸先を増やしたい」と話した。
「Tokyo 新人デザイナーファッション大賞」は1984年、オンワード樫山によって創設。学生を対象とした世界最大級のアマチュア部門に加え、2011年からプロ部門もスタートした。世界で活躍できるデザイナーの育成を目指している。