「ユニクロ」が28日15時、東急東横線渋谷駅跡地にTシャツ専門ブランド「UT」のポップアップストア「UT POP-UP! TYO」をオープンする。行き先掲示板やホームなど駅の痕跡が残る約660�uに、100種類の先行販売品を含む1000色柄、1万2000枚のTシャツをハンガーに吊るして、4月7日21時まで展示・販売するもの。3秒間の撮影映像をgif(コマ送り)で再生できる新アプリ「UTカメラ」(監修・中村勇吾tha代表、「ユニクロ」ウェブディレクター)を同時に発表。店頭の撮影ブースで試着・撮影してUTオフィシャルサイトに投稿すると、割引券がもらえる「1万人の大撮影大会」も開催する。
クリエイティブ・ディレクターを務める佐藤可士和サムライ代表は「2006年にNYソーホー旗艦店をオープンした際に、ジャパニーズ・ポップカルチャー・プロジェクトを仕掛けて売れたのがきっかけでUTができた。スタートからだいぶ経ち、世界で販売し、規模も拡大している。今年は突然現れるポップアップストアをNY、ロンドン、パリなどでも行ない、発信性を強めたい。日本で渋谷駅跡を利用するのは、一番最初であり、しかも、利用できるのは(取り壊しが始まるまでの)期間限定で、今しかできないこと。Tシャツも今年のものを展開するもので、コンセプトにもピッタリだった」と説明する。NYでは4月3日から、バスを利用した移動式のポップアップストアを予定。同日には台北でもポップアップストアをオープンする。なお、UTの累計売り上げ枚数は、1億6000万枚に達している。