YKKは、学生を対象としたファッションデザインコンテスト「YKKファスニングアワード」の受賞者を発表した。アパレル部門のグランプリは大阪モード学園の梅垣恵理が、ファッショングッズ部門のグランプリは文化服装学院の橋本直也が受賞した。梅垣はスモッキングしたバニエ風のドレスにワッシャーを付け、石のような質感を付与。ボリューム感と軽さを同時に表現する力が評価された。ファッショングッズ部門の橋本は都市感覚のミリタリーをYKK製品でうまく表現した。2人には賞金100万円と副賞としてYKKファスニング賞品5万円相当が授与された。
YKKファスニングアワードは、学生向けのコンテストとしては日本最大のコンテストの一つ。今回は全国65校から、5946点の応募があり、審査員は「ソマルタ」の廣川玉枝、ハンアンスンらが務めた。
【第14回YKKファスニングアワード受賞者】
■アパレル部門
グランプリ:梅垣恵理(大阪モード学園)「〜stone〜」
優秀賞:阿部光希(東京モード学園)「フェミニズムをもった二面性」
審査員特別賞:荻原しのぶ(ドレスメーカー学院)「rice terraces」
YKK特別賞:張延龍(チョウ・エンリュウ、織田ファッション専門学校)「檻の中の虎」
■ファッショングッズ部門
グランプリ:橋本直也(文化服装学院)「ミリタリーホールド」
優秀賞:塩川翔世(杉野服飾大学)「逆転」
審査員特別賞:尹智慧(ユン・ジヘ、文化服装学院)「バッグ兼オブジェ」
YKK特別賞:潘占?(ハン・センセン、文化服装学院)「階段式」