米国ブランド「バンド オブ アウトサイダーズ(BAND OF OUTSIDERS)」が2017年春からブランドを再開する。創業者のスコット・スタンバーグはデザインに関わらない。「バンド オブ アウトサイダーズ」は15年春夏コレクションを最後にブランドの休止を発表し、ルクセンブルクのCLCC社が同ブランドの知的財産権と在庫を引き受けていた。
CLCC社のアントニー・ヴェルベ=マネジングディレクターは、「ブランド再開に向けて、デザイナー、マーチャンダイザー、グラフィックデザイナー、補助スタッフを雇い入れた。ロサンゼルスに強固な地盤を持ちつつも、国際的な小売店でプレゼンスを発揮することが我々の目標だ」とコメントしている。同社はデザインチームの詳細やデザイナーの名前などについては明かしておらず、デザインチームによる初のコレクションは16年9月にバイヤー向けに公開されるという。CLCC社によれば当面はスタンバーグがブランドの再開に関わることはなく、スタンバーグ自身も再開後の「バンド オブ アウトサイダーズ」に関わっていないとしている。
CLCC社は7月、同ブランドの知的所有権と在庫の売却を試みていたが実現していなかった。日本においてはCLCC社に譲渡されるまでサザビーリーグが同ブランドの運営を行っていた。
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