「バンド オブ アウトサイダーズ(BAND OF OUTSIDERS)」が9月7日、ソーホーにオープンした。住所は70 ウースター通り。店舗面積は432平方メートル。同店は、昨年10月にオープンした東京・千駄ヶ谷店に次ぐ、世界2店舖目になる。広い店内では、メンズとウィメンズのフルラインを半々で揃え、コレクションアイテムから限定の雑貨、先行販売商品まで、多く並ぶ。店内デザインは、東京店同様、NYをベースに活動する建築チーム、LOT-EK(ローテック)が手掛けた。同店も、映画からインスパイアされたようなデザインが特徴で、撮影機材に使われるロードケースを什器として使用している。「東京のお店と違うのは、木をたくさん使ったこと。全体的に白を基調にしているが、引き出しの中やフローリングなどに木彫の板をのぞかせることで、少し温かみのある印象が加わる」とデザイナーのスコット・スタンバーグ。
また、同店では限定グッズも販売する。桐の箱に入ったアーカイブネクタイ10本ボックスやアメリカのキャンバスバッグブランド「WM. J. ミルズ」とのコラボバッグなど、多数揃える。ショップ内一角には、ラーメン屋の「モモフク」が手掛けるクッキースタンド「モモフク ミルクバー」の初のソーホー店を設ける予定だ。さらに、地下にはショールーム兼オフィスを設ける。
当日夜は、オープニングパーティーが行われ、ファッション・ウィーク期間中ということもあり、多くの来場者が訪れた。スコットは、「ついにニューヨークにお店を持つことができて嬉しいよ。東京のお店と同じように、建築の要素にこだわって、ブランドの世界観を落とし込んだ空間になった。巨大な壁に敷いた映画のワンシーンの転写プリントは、東京のお店からのアイデアだよ。ぜひ、楽しみに来てほしい」と話した。