ファッション

「ニューバランス」が日本のゴルフ事業に参入 ウエアはTSIと共同開発

 ニューバランス ジャパンは、ゴルフ事業に参入する。独自に開発したゴルフシューズは今年7月、TSI グルーヴ アンド スポーツと共同開発するウエアやアクセサリーは2017年春に発売する予定だ。シューズには長年ランニング事業で培ったノウハウを生かし、快適なフィット感と優れた機能性を搭載し、定番のスニーカー"MG574"をベースにしたデザインのモデルなど、全4型をそろえる。「ニューバランス」は、14年にアメリカのゴルフ事業に参入しており、日本は世界で二番目の展開となる。

 23日に行った発表会で、ニューバランス ジャパンの冨田智夫・社長は「日本では一昨年にテニス、昨年はベースボールとサッカー事業に参入した。日本のゴルフゴルフマーケットは非常に大きいので、これを機に『世界で3番目のアスレチックブランドになる』という目標に近づきたい」と語った。また「パーリーゲイツ」などのゴルフウエアで知られるTSI グルーヴ アンド スポーツの仙座学・社長は「昨年発表された『ニューバランス』のゴルフシューズを見て、いち早く冨田社長に『ウエアをやらせてほしい』とアプローチした。『ニューバランス』のイメージを壊さず、ビジネスのことも考えながら、楽しんでアパレルを表現したい」と意気込む。両社はウエアやアクセサリーの共同開発に加え、それぞれのもつ販路を生かして、卸先を拡大していく狙いがある。

 また、プロゴルファーの芹澤信雄選手、藤田寛之選手とのゴルフシューズ契約を締結し、両選手が発表会に登場した。藤田選手はシューズを履いた感想について「デザインと、履いた時の柔らかさが気に入っている。最初は柔らかすぎて心配なぐらいだったが、500球打っても状態が変わらないほど丈夫だ。スニーカーを履いていると勘違いされるほど、周りからの評判も良い」と話した。

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