ポートレイトの大家、坂田栄一郎は、"人のいないポートレイト"を中心とした写真展「坂田栄一郎----江ノ島」を7月13日〜9月29日まで、原美術館(東京都品川区北品川4?7?25)で開催する。同展では、坂田が90年代後半から16年間江ノ島海岸に通い、撮りためてきた膨大な写真群から選び抜かれたカラー写真約40点を展示。すべての作品が初公開で、スティルライフ(静物)の写真が大半を占める。
坂田は88年から現在に至るまで、週刊誌「アエラ(AERA)」(朝日新聞社)の表紙で各界著名人を撮り続けているポートレイト界の巨匠。しかし、新シリーズ「江ノ島」では、海に遊びにきた人々ではなく、彼らが砂浜に残していったレジャーシートの上に無造作に置かれたタオルや靴、食べかけの弁当といった、「一見これといって特徴のないモノたち」を被写体に選び、撮影した。
また、坂田が現地で偶然出会った若者を捉えた約10点のポートレイトの展示も行なう。
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■坂田栄一郎----江ノ島
会期:7月13日(土)?9月29日(日)
主催・会場:原美術館
住所:東京都品川区北品川4−7−25
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