イギリス発グローバル情報誌「モノクル(MONOCLE)」が毎年発表する「住み良い都市ランキング」で2015年、東京が第1位に選ばれた。「モノクル」は2007 年、「ウォールペーパー」を立ち上げたタイラー・ブリュレが創刊。同誌は、世界情勢をはじめ、ビジネス、デザイン、ライフスタイルなど幅広いジャンルの情報を網羅している。「住み良い都市ランキング」は、犯罪統計、医療制度、公的教育、ビジネス環境などの統計を評価基準に、文化活動への貢献や、海や山などへのアクセスの利便性などを世界30都市以上の「モノクル」の特派員が調査し比較するというユニークな方法で決められる。東京は巨大都市にも関わらず、他の都市では実現不可能な平静と調和を保っているという点でトップに選ばれた。
「物件をはじめコーヒーやランチの価格、生活費など22の新たな評価基準を設けた。行政の在り方や社会的な自由、日常生活における楽しみおよび健全なナイトライフなども評価の対象になっている」とブリュレはコメント。東京(昨年2位)に次ぐ2位はウィーン(同6位)、3位はベルリン(同14位)だった。過去3度1位に輝いたコペンハーゲンは10位にランクダウン。この結果は6月17日発売の「モノクル」7-8月号に特集されている。