日本橋三越本店は4月1日〜7日、全館で「三越伊勢丹大誕生祭」を開催する。今年5回目を迎える誕生祭では、55歳になる三越本店のシンボル「天女像」にちなんだ商品やイベントを行う。「天女像」と書いて「まごころ像」と呼ぶ像は佐藤玄々作で、日本最大の木彫美術工芸作品。アートを楽しむ暮らしを提案する同百貨店の象徴的な存在だ。
期間中、文化功労章を受章した絹谷幸二による絵画「三越天女像」をはじめ、「天女像」の大判やカメオ、ストールなどを用意する。食品売り場では「天女像」の缶入り菓子や海苔、お茶を販売。また、本館1階中央ホールには「ワコール」による「天女と巡る日本の美意識」をテーマにしたオリジナルメニューを併設した展示スペースを設ける。3月13日に行われた記者会見で三越伊勢丹常務執行役員の中陽次・三越日本橋本店長は「天女=まごころとは、われわれの商いの一番のキーワード。今年はそれをテーマにいろいろ展開していく。秋には天女のそっくりさん大会を予定している」とコメント。