展覧会「だまし絵�U 進化するだまし絵」が、8月9日〜10月5日の間、「Bunkamura ザ・ミュージアム」で開催される。2009年に開催され、東京・名古屋・神戸の3開場で計75万人を動員した「だまし絵」展の続編で、東京での会期終了後は兵庫県立美術館(10月15日〜12月28日)、名古屋市美術館(2015年1月10日〜3月22日)を巡回する。
2度目の開催となる同展は、多岐にわたり進化していく現代美術の展示に重きをおく。モチーフを本物そっくりに再現する「トロンプ・ルイユ」、影や鏡を描写に用いて実体を具現化する「シャドウ」、幾何学的な形や色のシステマティックな配置で錯視効果を引き起こす「オプ・イリュージョン」、遠近法を逆利用する「アナモルフォーズ」と視点の転換で別のイメージを生み出す「メタモルフォーズ」のコーナーなど、カテゴリー別に仕掛けを分類して作品を展示。一方で、古典的傑作を集めたプロローグのカテゴリーも併設することで、古典の到達点と現代の「だまし絵」の新しい挑戦を浮き彫りにする。
参加アーティストには、シュルレアリスムの巨匠ルネ・マグリットや、日本のトリックアートの先駆者・福田繁雄、16世紀の宮廷画家であり、だまし絵創始者でもあるジュゼッペ・アルチンボルドなど、年代問わず世界中のだまし絵が集う。
■Bunkamura25周年特別企画 だまし絵�U 進化するだまし絵 Visual Deception�U Into the Future
会期:2014年8月9日(土)?10月5日(日)
開館時間:10:00〜19:00(毎週金・土曜日は21:00まで)
*入館は各閉館の30分前まで
休館日:9月8日(月)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム
入館料:一般1500円(1300円)、大学・高校生1000円(800円)、中学・小学生700円(500円)