英情報誌「エシカル・コンシューマー」は、読者が選ぶ"もっともエシカルな企業"のトップ10を発表した。選ばれたのは、ファッションブランドの「ピープル・ツリー(PEOPLE TREE)」や英百貨店のジョン・ルイス、フレッシュハンドメイドコスメの「ラッシュ(LUSH)」、英スーパーマーケットのコーポレーティブ フー、オランダのトリオドス銀行、食品販売のリバーフォード・オーガニック・ファーム、電力会社のエコトリシティなど。
ファッションブランドで唯一選出された「ピープル・ツリー」は、アジアやアフリカ、南米の10ヵ国の約150団体が手作りで生産し、自然素材を使用したウエアやアクセサリー、食品、雑貨を販売するブランド。フェアトレードを通じて、発展途上国と適正な価格で継続的に取引するほか、デザイン・技術研修による支援も行なっている。
"もっともエシカルな企業"に選ばれたことについて、サフィア・ミニー=「ピープル・ツリー」代表は「20年以上に渡ってフェアトレードとエシカル・ファッションの最前線で活動してきた。2008年に、フェアトレードでオーガニックコットン100%の衣料品として初めて、ソイル・アソシエーション(英オーガニック認証機関)の認証を受け、13年には、製品にWFTO(世界フェアトレード機関)のラベルを表示する初めてのブランドとなった。生産者パートナーやフェアトレードの理念に誠実に活動してきた実績が公に認められたことを嬉しく思う」とコメントした。