シャネルは6月24日〜7月24日、写真家カルロス アイエスタとギョーム ブレッションのユニットによる写真展「Retrace our Steps -ある日人々が消えた街」をシャネル・ネクサス・ホールで開催する。東日本大震災直後に福島第一原子力発電所の周辺の街で撮影した作品を公開。
カルロス アイエスタは建築写真を専門とし、パリを拠点に活動。超高層ビルを命綱ひとつで外から撮影するプロジェクトで脚光を浴び、2012年に「SFR Young Talented Award」を受賞。ギョーム ブレッションは2010年にエンジニアからカメラマンへと転身。東日本大震災発生2か月前に東京に移住し、ドキュメンタリー撮影を中心に、映像カメラマンとしても幅広く活躍している。
同展は、カルロスとギョームが東日本大震災直後より"no man's land−無人地帯"となった福島第一原子力発電所の周辺地域に足を運び、事故がもたらした終わりの見えない状況をドキュメンタリーとアートを融合させて表現した作品を展示。「光影」、「悪夢」、「不穏な自然」、「パックショット」、「回顧」の5つで構成し、2人の写真家にとって想像を超えた放射能の恐怖や無人化した村落、自然の猛威などを捉えたドキュメンタリー写真や仮想的なアートで表現した作品を公開する。
■「Retrace our Steps -ある日人々が消えた街」 カルロス アイエスタ+ギョーム ブレッション 写真展
会期:6月24日〜7月24日
開館時間:12:00〜20:00
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
入場料:無料