パーテーション大手のコマニーは、「ヒロココシノ」がデザインを手掛けるパーテーション「エンハンサー」を今年4月、本格的にスタートした。今まで単色のシンプルなものが大半を占めていたパーテーションを「ヒロココシノ」らしいコンテンポラリーなデザインで制作。現在、コシノヒロコの書やアートをプリントしたものから幾何学模様やレース模様などを施したものまで、19種を取り揃える。10月には新柄や新素材を用いたものを発売し、ECサイトをオープンする予定。
「エンハンサー」は、女性目線で作られたパーテーションが市場になかったことからスタートしたブランド。実際に女性の意見を取り入れた同商品は、ファスナーで簡単に着脱可能で、カバーリングを季節ごとに交換したり、洗濯できるのが特徴だ。また、軽さにもこだわり、卓上で使用するものは2.2キロ、床に立てるものも4.8〜5.5キロと、女性でも持ち運べる重さを実現した。現在、東京・青山のスリムビューティハウスなどで導入されている。
「人間は身にまとう洋服や環境によって、モチベーションが上がったり、創造力が高まったりするもの。以前からインテリアにも興味があったし、数年前から絵を描いていて、美しい色や形を追求してきた。そのノウハウをパーテーションのデザインに活かすことができた」とコシノヒロコはコメントしている。