エースは創業75周年事業の一環として、創業者である新川柳作の生涯と同社の歴史におけるエポックメーキングな出来事を紹介する新川柳作記念館を7月31日、東京・駒形のエース東京店8階(台東区駒形1-8-10)にオープンする。敷地面積は99.5平方メートル。1975年にオープンした世界のカバン博物館に併設する同館では、53年に発売した日本初のナイロン製バッグや、67年に発表された初の国産スーツケース"デボネア"などを開発秘話などとともに展示する。また、世界のカバン博物館では、世界約50カ国から集めた550点あまりを収蔵し、展示している。入館料は無料。
創業者の新川柳作は1915年、石川県生まれ。32年に大阪・船場の加藤忠商店に入社。40年に独立し、かばんの製造卸業を開業した。50年には新川柳商店(現・エース)を設立。エースグループの社長、会長を歴任し、2008年1月に死去した。