ファッション

余震続く熊本地震にファッション業界が支援の動き

 今なお余震が続く熊本地震に対して、ファッション業界から早くも支援の手を差し伸べようとする動きが広がっている。

 まずスノーピークは急きょスタッフが話し合い、被災者にテントやシュラフを提供・設営し、利用してもらう支援活動をスタート。消費者に使わなくなったテントやシュラフ、マットなどを援助物資として募る運動をスタートした。援助物資は大分県日田市のスノーピーク奥日田 災害援助物資受付係(〒877-0212 大分県日田市前津江町大野64-1)まで送るか、福岡県大野城市の同太宰府店まで持ち込んでもらうよう呼び掛けている。提供商品に付す「災害援助物資送付シート」(写真)には、被災者への応援メッセージを書き込めるスペースを設けた。

 またストライプインターナショナル(旧クロスカンパニー)は、16日から5月15日まで、「アース ミュージック&エコロジー」や「イーハイフンワールドギャラリー」「コエ」など全国の店舗(一部を除く)に募金箱を設置。後日、協議のうえ、適切な団体に寄付する予定だ。同社は熊本県に8店舗を構え、アルバイトも含めて45人のスタッフを雇用している。募金箱は、高島屋なども15日に設置した。

 被災地に本社を構える再春館製薬(熊本県上益城郡益城町)は現在、フリーダイヤルの受付を中止している。化粧品の注文はファクスで受け付けているが、商品の配送には時間がかかる見通しを伝えている。

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