ユニクロ(UNIQLO)は6月17日にリニューアルオープンするイギリスの美術館、テート・モダン(Tate Modern)と提携し、オープニングイベントおよび10月から毎月第一金曜日にスペシャルイベントを行う。
オープニングイベントでは多くのアーティストとコラボする。コンテンポラリーアーティストのピーター・リバーシッジ(Peter Liversidge)が監修したロンドン各地の聖歌隊員500人からなる合唱団のパフォーマンスやデレク・ジャーマン(Derek Jarman)、アンドレア・フレーザー(Andrea Fraser)、ラビ・ムルエ(Rabih Mroue)などのアーティストの作品の上映会などを行う。
また、3月にリニューアルオープンしたロンドンのグローバル旗艦店、ユニクロ 311オックスフォードストリート店内にある特別フロア「ユニクロ ウエアハウス ロンドン(Uniqlo WearHouse London)」は毎月第一金曜日、音楽やアート、文化にまつわるイベント「ユニクロ フライデーズ(Uniqlo Fridays)」を主催し、テート・モダンで開催する。「ユニクロ ウエアハウス ロンドン」はシーズンごとのテーマに応じたコアアイテムと合わせて、ロンドンのライフスタイルを彩る雑貨や書籍などを販売している他、ロンドンカルチャーを発信するイベントなども開催している。桑原尚郎ユニクロ欧州事業最高経営責任者は「ロンドンは『ユニクロ』が海外に初出店した地。地元へのコミットメントを強化できる。また、ローカルはもちろん、グローバルな顧客層に対しても、商品やサービスの向上が図れる」と語った。なお、イベントは今夏いっぱいまで行う予定だ。
ユニクロは以前もニューヨーク近代美術館(MOMA)と提携をし、洋服とアートを融合したプロジェクト「エスピーアールゼット・ニューヨーク(SPRZ NY)」を2014年3月に始動した。アンディ・ウォーホール(Andy Warhol)やジャン・ミシェル・バスキア(Jean Michel-Basquiat)、キース・ヘリング(Keith Haring)といったアート界の巨匠とコラボしたコレクションを発売し、5番街に「SPRZ NY」ストアをオープンした。また、13年5月から毎週金曜日の16時から20時まで入館を無料にするプログラム「ユニクロ・フリー・フライデー・ナイト(UNIQLO Free Friday Night)」を現在も行っている。