松本千登世・美容ジャーナリストが6年半にわたって続けた「美人の観察記録」をまとめた書籍「結局、丁寧な暮らしが美人をつくる。 今日も『綺麗』をひとつ。」(講談社)が刊行された。
美容の世界に長年携わっている中で、改めて「美容って、何?」「美しいって、どういうこと?」と感じたことから、美の秘密の追及を始めたという。そこで導き出したのは、「美人は日々の"大切にすること"が違う」ということだった。
一例を挙げると、「髪型を変えられない人は、人生を変えられない」。髪は自分の意思で自由に形を変えられる体の一部なのに、軽やかに変えることができないのは人生に対して柔軟性がないこと。また、「一生涯、『面倒臭い』という言葉を遣わない」は、"面倒臭い"と使うことで、思考も行動も停滞させ、周囲を不機嫌の渦に巻き込んでしまう。「一生美しいのは、謙虚な女」では、年齢を重ねると、仕事やプライベートで叱られたり、論されたりすることが少なくなる。まだまだ未熟と思える環境に身をおくことで謙虚になれるし、"気づき"が多く生まれて綺麗でいられる。といった美人の気配を育てる83のストーリーを紹介している。
■結局、丁寧な暮らしが美人をつくる。 今日も『綺麗』をひとつ。
価格:モノクロ175ページ、1200円
発売日:2016年7月1日
牧田英子