2日目を迎えた「フジロックフェスティバル ’16(FUJI ROCK FESTIVAL’16、以下フジロック)」は、昨日とは打って変わって青空のもとスタートした。会場には、高橋盾「アンダーカバー(UNDER COVER)」デザイナーや森川マサノリ「クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)」デザイナー、松田翔太、秋元梢、野田洋次郎、ハリー杉山、ベイカー恵利沙らの姿があった。
来場者の多くは、天気の関係から動きやすさに重きを置いたショートパンツやビーチサンダルなど、私服のようなファッション性の高いスタイルに加え、強い日差しのためにつば広のサファリハットやサングラスを着用。サファリハットは、「モンベル(MONT-BELL)」や「コロンビア(COLUMBIA)」「パタゴニア(PATAGONIA)」などの定番アウトドア・ブランドに加え、「キジマ タカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)」や「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」を被る来場者の姿も見ることができた。サングラスは、「レイバン(RAY-BAN)」や「オークリー(OAKLEY)」をはじめ、バラエティ色の強いミラーレンズやハート形、格子の掛かったサングラスも目立った。
トリを飾ったのは、エディ・スリマン前「サンローラン」クリエイティブ・ディレクターと親交を持つことで知られるソロ・アーティスト「ベック(BECK)」だ。細身の体によく似合うスパースリムのデニムパンツとライダースジャケットに白黒のドットシャツを着て登場し、代表曲「ルーザー」をはじめ、「ガール」「デヴィルズ・ヘアカット」などを披露。アンコールの際には白スーツにピンクのドットシャツとハットで現れると、今年の1月に亡くなったデヴィッド・ボウイ(David Bowie)の「チャイナ・ガール」と4月に亡くなったプリンス(Prince)の「1999」を追悼の意を込めカバーした。ザ・クロマニヨンズやマン・ウィズ・ア・ミッション(MAN WITH A MISSION)、ワニマ(WANIMA)などの邦楽アーティストのファンは、ここフジロックでもライブを全力で楽しむためにバンドTシャツと「ディッキーズ(DICKIES)」のハーフパンツに高機能インナーといった定番のスタイルだ。