ファッション

ホテル アンテルーム 京都がアートの要素を強め増床 蜷川実花プロデュースの客室も

 京都・九条のホテル アンテルーム 京都が、客室を67室増床しリニューアルした。ホテルのコンセプトであるアート&カルチャーの要素をさらに強め、"365日アートフェア"をテーマに学生寮だった部屋をリノベーション。各客室を、名和晃平や蜷川実花、ヤノベケンジら約50組の現代美術家がプロデュースし、各部屋に飾ったアート作品は購入することも可能だ。1階のガーデンツインルームは、作品のみならず庭のレイアウトデザインもプロデュースしたコンセプトルームになっている。

 蜷川実花は、壁面全体に桜の作品のグラフィックを施し、客室全体を一つの作品としてデザイン。すみずみまで世界観を存分に堪能できる。名和晃平は、淡いグレートーンに統一し、ベッド上の作品「direction」が際立つような空間づくりに仕上げた。荒々しく石を並べた庭のアートにも注目だ。

 ホテル アンテルーム 京都は「京都のアート&カルチャーの今」を発信するホテルとして、京都駅の南側にあった学生寮をリノベーションして2011年に開業。エントランス横のギャラリースペースでは年間数多くの企画展を開催している。今回のリニューアルによって客室を128室に増床した。

 一井智香子

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