サマソニ東京2日目は、初日とはうって変わって夏晴れの絶好のフェス日和だった。来場者の夏フェスルックも本領を発揮し、ボヘミアンからバンドTシャツまで、さまざまなスタイルが会場を彩った。中でもTシャツのタックインや、ワイドパンツをデニムや総柄で取り入れた着こなしが近年の人気コーディネートとして新たに定着している。
大トリには、13年ぶりにサマソニ出演を果たした英ロックバンドのレディオヘッド(RADIOHEAD)が登場した。5月発表のアルバム「ア・ムーン・シェイプト・プール(A Moon Shaped Pool)」を携えたワールドツアーのセットリストを軸に、日替わり曲で“ノー・サプライゼス(No Surprises)””レット・ダウン(Let Down)”“ロータス・フラワー(Lotus Flower)”などの人気曲を演奏して日本のファンを沸かせた。アンコール終盤に秘蔵曲“クリープ(Creep)”を13年ぶりに日本で披露すると、スタジアムには割れんばかりの歓声とシンガロングが巻き起こった。
他にもモデルの水原佑果が、高橋幸宏やテイ・トウワ(TOWA TEI)らによるメタファイブ(METAFIVE)のステージに出演した。フィーチャリング楽曲“ラブ・パンデミック(Luv Pandemic)”のゲスト・ボーカルで登場した水原は、ヤシの木柄のチャイナドレス姿で歌とダンスを披露してステージに華を添えた。「夏らしいヤシの木柄をチャイナドレスで取り入れたのがポイント。1950年代のビンテージをカスタムメードして、丈も短くした」と衣装のこだわりを話す。音楽活動については「お客さんのパワーがサマソニはすごくて、負けじといつも以上にノリノリで踊った。まだまだ練習中だけどDJも始めて音楽を勉強中。モデルとしてファッションで人と繋がってきて今の私がある。音楽でもプレイヤーとして人と繋がっていけるように努力したい」と目標を語った。