プリントで知られる英「リバティ」の日本法人リバティジャパンは2018年から、英本国の百貨店のオリジナルブランド「リバティ ロンドン(LIBERTY LONDON)」のバッグやレザーグッズなどの販売をスタートする。1988年の創業以来、リバティジャパンは「リバティ」の祖業であるプリント生地の販売に特化してきたが、方針を転換する。8月に社長に就任した鎌田愛彦リバティジャパン社長は、「リテールへの参入に伴い、テキスタイルビジネスにも"ブランディング"という考え方を持ち込む。18年には旗艦店もオープンしたい」と語る。
リバティジャパンは1988年に西武百貨店(現そごう・西武)の合弁会社としてスタート。その後は、本国のプリント柄を使い、独自に日本でプリント生地を生産・販売するテキスタイルメーカーとして事業を展開してきた。英本国は8月、ジャパン社の設立以来社長を務めてきた白子順也・社長に代え、これまで多くのブランドを経営してきた鎌田社長を招へい。「リバティ ロンドン」のうち、レザーグッズとコスチュームジュエリー、キッチンウエア、日用雑貨、寝装品のインポート販売をスタートする。英本国のリバティは、投資会社ブルージェムが運営しており、2018年にIPOを予定しているという。