2014年から休止していた「WJK」のウィメンズブランド「WJKW」が17年春夏シーズンに再始動する。新たなデザイナーに「ボイスノンヴァーニ(BOISNONVERNI)」と「アヌーン(ANUUNE)」を手掛ける白木大地と、「アツシナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)」の中島篤の2人が就き、リブランディングを図る。17年春夏にプレデビューし、17-18年秋冬に本格ローンチを計画する。
新生「WJKW」は“普遍的で洗練された機能美”をコンセプトに、全アイテムにソトーが開発したジャージー素材を採用する。縫製では、縫い目と生地を一体化する新技術で、無縫製のニットのような快適な着心地を実現する。プレローンチの17年春夏にウィメンズの他、メンズも展開し約50型を発表。新ターゲットは35歳以上のファッション好きの男女。価格帯はアウターが3万~8万円、トップスが5500~1万5000円、ボトムスが1万5000~3万円など。初年度の17年の売上高は1億円を見込み、18年に3億円、20年は10億円に設定。18年にはファッションショーを開催や都内に路面店の出店を計画する。
運営は「WJKW」の商標権を、「WJK」創業デザイナーである橋本淳「ジュンハシモト」デザイナーから取得した新会社のハッシュ。社長を務めるのは、染色加工企業ソトーの子会社Jファブリック・インターナショナル社長の萩原真一氏。ソトーグループは、ハッシュへ出資すると共に、テキスタイル加工技術などでバックアップしていく。また、橋本デザイナーとのコラボレーションも予定する。
「WJKW」は、07年春夏シーズンにメンズブランド「WJK」のウイメンズラインとして市川麻衣子がスタート。08年に「WJK」から独立し、14年から休止していた。