ファッション

瀧定大阪が為替デリバティブで220億円の損失

 繊維商社の瀧定大阪は為替デリバティブ契約の解約により、2016年2−7月期で約220億円の特別損失を計上する。外貨支払いのため、為替デリバティブ契約を行ってきたが、昨年秋からの急激な為替相場の変動により、将来多額のデリバティブ評価損が発生すると判断した。損失分は、約500億円ある自己資本で対応する。

 同社はもともと実質的に無借金経営であり、財務体質の良さで知られるため、直接的な事業運営には支障がないと見られる。ただ、同社広報は、売上高の9割を占め、服地卸やOEM(相手先ブランド生産)事業を運営する子会社のスタイレムに経営資源を集中するとコメントしており、この数年で積極的にM&Aしてきたグループ会社を再編する可能性がある。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。