全330種類のおせちを用意し、うち72種類は三越伊勢丹限定商品。白井雅貴・三越伊勢丹食品統括部食品第二商品部おせちバイヤーは「限定商品は人気が高く、昨年は金額ベースで売り上げの45%を占めた。今年は昨年の66種類からさらに数を増やして販売する」と話す。中でも一押し商品は、日比谷の創作料理店「春秋」が手掛けた三越限定の「日本食材へのこだわり三段重」(5万4000円、限定50セット)。三越本店がある日本橋が、五街道の起点として発展したことにちなみ、五街道をはじめとした各地の食材を使用し、日本橋の街や土地をイメージして作られた。
今年は配送可能エリアを従来の一都四県(東京、千葉、神奈川、埼玉、茨城)に加え、栃木、群馬、山梨にも広げるなど物流面も強化。同エリアには上顧客も多く、これまで食べたくても店頭まで取りに来られなかった顧客の需要を取り込む。売り上げは金額ベースで前年比103%を目指す。