“どら焼き×珈琲”をコンセプトにした、どら焼き専門店の新ブランド「アンドドラ(&DORA)」が10月8日にデビューする。まずは、同ブランドによる商品を東京・原宿の「ニコアンド トーキョー」内の「ニコアンドコーヒー」で販売し、10月11日〜11月6日の間は、東京・丸の内の「キッテ(KITTE)」内にも出店する。今後はさらに販路を拡大する予定だ。
商品は3種類のどら焼きで、それぞれ合うコーヒーも提案。コーヒーに相性の良いどら焼きは、「塩味」がキーワードであるという答えにたどり着き、塩の成分が持つ酸味や苦味をまろやかにする特性を意識してどら焼きを製造する。例えば、どら焼き“生姜の風味とともに”は、生地に生姜を加えてスパイシーに仕上げ、甘さを抑えた水々しいあずき餡で、フルーティですっきりとしたコーヒーに合うという。
「百年製餡」と称される製餡技術を持つ老舗の和菓子屋「青木屋」(東京都府中市)が、どら焼きの製造を手掛ける。コーヒーは、「ブルーボトルコーヒー」の元リードバリスタで、現在はコーヒープランナーとしてさまざまなカフェやレストランをプロデュースする他、自らもコーヒーブランド「みほし焙煎珈琲製造所」を手掛ける向山岳が提案する。
ブランドを手掛けるテシオ(TESHIO)は、9月1日に設立。どら焼きの製造を行う青木屋の子会社だ。同社にとって「アンドドラ」は初めての事業で、今後も和菓子の企画などを中心に事業の拡大を図る。