パルグループホールディングスの2016年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比2.6%増の571億円、営業利益が同19.4%減の26億円、四半期純利益が同30.2%減の13億円と大幅減益となった。「スリーコインズ」「ラシット」などの雑貨事業は同17.6%増の158億円、EC事業は同21.6%増の30億円と好調だった一方で、「チャオパニック」などカジュアルブランドを中心に衣料品事業が苦戦し、同2.2%減の411億円だった。昨年、過去最大規模の127店舗を出店したことで膨らんだ販管費も収益の下振れ要因となった。
「低価格ベーシック商品へのMD修正を急いだが、供給が間に合わなかった。生産体制のプラットフォーム化を推進したことで、今秋冬は巻き返しを図る」と井上英隆・会長。MD精度向上と同時に商材の型数・発注量のコントロールを進め、粗利益率の改善を図る。粗利益率の3ポイント改善を見込み、今期の連結業績予想は売上高1214億円(前期比6.2%増)、営業利益79億円(同36.2%増)、純利益44億円(同34.4%増)と据え置きの見通し。