ファッション

よしもとが小説・漫画の原作開発企画始動 大賞はアマゾンで書籍・映像化

 よしもとクリエイティブ・エージェンシーが10月14日、ブログ投稿サイト「ストーリーズ(STORYS.JP)」と、漫画・イラスト投稿サイト「メディバン(Medibang!)」、ユーザーが自身の小説作品を自主出版できるアマゾンの「キンドル ダイレクト・パブリッシング」と手を組み、新企画「原作開発プロジェクト」を始動すると発表した。小説、ノンフィクション、漫画の3部門のコンテストを開催し、大賞作品はアマゾンでの書籍・電子書籍化のほか、「プライム・ビデオ」での映像化も検討される。

 「ストーリーズ」は、映画化されヒットした「ビリギャル」を生み出したブログ投稿サイト。清瀬史・編集長(中央左)は「個人の中で眠っている人生のストーリーを発掘し、ウェブを通じて発信するサイト。『ビリギャル』原作者の坪田信貴さんは今、自身の経験をきっかけに塾講師として活躍している。一般の方の才能が開花される機会をもっと増やしたい」とコメント。「メディバン」の土井将史マーケティング本部長(中央右)は「漫画やイラストを誰でもすぐに描けるツールをスマホで提供し、制作からクリエイターをサポートしてきた。よしもととタッグを組むことで、いわゆるオタク系以外の幅広い人たちに訴求していきたい」と意気込みを語った。

 14日に京都ホテルオークラで行われた会見では6人の“作家・画家芸人”が登場。自書「ホームレス中学生」が大ヒットした麒麟の田村裕、骨折を繰り返すなどアンラッキーな実話を書いた著書を出版したノンスタイルの石田明、仏教にまつわる本を多く執筆している笑い飯の哲夫、イラストが得意で“画家芸人”の顔も持つレイザーラモンHG、最近お笑いコンテスト「キングオブコント」で優勝したばかりのライスが登壇し、会場を盛り上げた。

 同プロジェクトは11月に順次作品募集を開始。ノンフィクション・フィクション部門は来春、漫画部門は17年10月に大賞作品を発表する予定だ。

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