レザーグッズメーカーのアジオカは、パリコレブランド「バルマン(BALMAIN)」と日本市場における革小物のライセンス契約を結んだ。2017年3月から全国主要百貨店の婦人財布売り場での販売を始める。
ファーストシーズンは、ラウンドファスナー型とフラップ型の長財布をはじめ、二つ折り財布、カードケース、ポーチ、iPhone7ケースなど6シリーズ計19型をそろえる。素材には牛革と羊革を使用。「バルマン」のプレタポルテをほうふつとさせるゴールドのメタル使いやタッセル、ナポレオンジャケットのディテールなどを落とし込んだデザインが特徴だ。価格帯は1万2000~3万5000万円。今後もコレクションのシーズンテーマを反映したアイテムを開発していく。
味岡将平・社長は「最近は特にオリジナルブランドに注力していたが、ライセンス商品を手掛けられるコレクションブランドは常に探していた。『バルマン』は、『ケンゾー』や『アンテプリマ』などアジオカの既存のライセンスブランドとは全く立ち位置が異なるブランド。人とは違うモノを求める方に支持されていて、強い個性がある。ブランドの本来の価値である豪華さや贅沢さを、品を保ちつつ、いかに日本市場に合わせて落とし込むかがカギになる。また、ラグジュアリーなモノづくりを追求するブランドとの仕事は、われわれにとっても学ぶことが多い」と話す。