2017年春夏「アマゾン ファッション ウィーク東京(以下、AFWT)」の 5・6日目の会場には、秋元梢やマスイユウ、ニック・ウースター(Nick Wooster)をはじめ、菅沼ゆりや柴田ひかり、きなりら次世代のファッショニスタたちの姿も見られた。
5日目は、「ユキヒーロープロレス(YUKIHERO PRO-WRESTLING)」が渋谷・キャメロットでショーを開催した。アイドルグループ・夢みるアドレセンスとコラボした今シーズンは、ランウエイショーに演劇とライブの要素をミックス。ウエアは、1960年代に活躍したポップアートの巨匠アンディー・ウォーホル(Andy Warhol)のアート作品をオマージュした柄や、猿のキャラクター・モンチッチのプリントをふんだんに使用。モデルはマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)を彷彿とさせるヘアメイクで登場した。フィナーレでは、夢みるアドレセンスがライブを披露し、手嶋幸弘デザイナーやモデルも参加する型破りなショーになった。
山岸慎平が手掛ける「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」は、ブランド初のファッションショーを行った。会場中央には、黒のベルベッドの幕が張られ、新進気鋭のバンド・ヤイエル(yahyel)が特別に作曲した音楽が大音量で鳴り響く中、ショーはスタート。スタイリングを担当したのは服部昌孝。ダークカラーを基調としたジャケットやコートに光沢感のある赤や黄色を加えて、大人の色気を漂わせた。
6日目には、「ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)」が新ライン“ネハン ミハラヤスヒロ(NEHANNE MIHARA YASUHIRO)”を初披露。会場は、文化学園大学・文化服装学院の地下駐車場。日本に古くから伝わる素材“大麻布”をキー素材に東洲斎写楽の浮世絵をモチーフに採用。日本の伝統と三原康裕が得意とするストリートカルチャーの融合を試みたコレクションになった。また、ショー音楽は邦楽ロックバンド・アレキサンドロス(Alexandros)のドラマー・庄村聡泰が担当し、モデルが闊歩するランウエイ中央でのソロパフォーマンスに拍手が湧き上がった。
今シーズンのAFWTのトリを飾ったのは、清水則之が手掛ける「ネーム(NAME.)」。着想源は英バンド「ザ フー(The Who)」の楽曲“The Kids Are Alright”と、写真家のライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)による同名の写真集“The Kids Are Alright”だ。オーバーサイズなウエアに、オレンジのアイテムを合わせたコントラストが効いたスタイリングを披露した。
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