ビューティ

ビューティ業界の次なるトレンド:男性用メイクは流行るのか?

 メンズ用のスキンケアが人気を集める中、メイクをする若い男性が増えている。2000年以降に生まれたジェネレーションZは、SNSの活用でどこでも誰ともつながることが当たり前なうえ、ジェンダーの捉え方もかつてより性差を気にしないようになっている。これを受け、多くのブランドがジェンダー・ニュートラルなアプローチを取り始めている。

 あるレポートによると、ジェネレーションZの56%が、自身をジェンダー・ニュートラルと捉える人が知り合いにいるという。また、半数以下の44%が自身のジェンダーに限定して服を買い、70%がジェンダー・ニュートラルなトイレの導入に賛成している。俳優、ウィル・スミス(Will Smith)の息子でジェネレーションZに人気のジェイデン・スミス(Jaden Smith)はマニキュアやスカートを身につけ、彼らにとってのアイコンになっている。アナリストは彼のファッションについて「彼のセクシャリティーとは関係ない。純粋な自己表現なのだ。今の若い世代はルールにとらわれず自由に自己表現することを好む」とコメント。ケンダル(Kendall)とカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の父親のブルース・ジェンナー(Bruce Jenner)も昨年性転換手術を受け、ケイトリン・ジェンナー(Kaitlyn Jenner)に生まれ変わったことが大きな話題を呼んだ。日本ではりゅうちぇるやユースケデビルがメイクをする男子として知られている他、K-POPアイドルの多くもメイクやカラーコンタクトレンズを着用している。

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