大阪鞄材は、同社が輸入販売するイタリアのラゲージブランド「ロンカート(RONCATO)」の販売を強化する。11月10日まで東京・南青山のイタリア大使館貿易促進部のショールームで初となる「ロンカート」単独の展示商談会を開いており、8日には来日したファビオラ・カルザヴァラ=ロンカート国際部長がプレゼンテーションを実施。「『ロンカート』は1950年代に創業し、80年代からはプラスチックの成形技術を生かしたスーツケースの製造で規模を拡大し、100カ国で販売するまでに広がった。現在も車のバンパーに使われるポリプロピレンと飛行機の窓に使われるポリカーボネートをキー素材に、全ての部品をヴェネチア近郊のパドヴァにある自社工場で製造している。今では数少ないメード・イン・イタリーのラゲージメーカー」とブランドの強みを語った。
同ブランドは現在、アジアでは中国や韓国、タイなど9カ国で現地の代理店を通じて販売されており、日本では大阪鞄材が2010年から輸入販売を開始。東京デリカが運営するサックスバーなどのバッグ専門店を中心に取り扱われている。中心価格帯は4万~10万円。ここ数年で商品のラインアップは広がっており、今後は『ロンカート』の持つバリエーションの豊富さを訴求していく意向だ。