アメリカで11月9日に開票された大統領選挙で共和党のドナルド・トランプ候補が勝利したことを受け、SNS上でファッション関係者から驚きと落胆の声が上がっている。ファッション業界では国籍を問わず、ヒラリー・クリントン民主党候補をサポートする人が多かった。結果を知ったデザイナーたちは“お先真っ暗”を表す黒い画面や、頭を抱える自由の女神など、さまざまなビジュアルをインスタグラムに投稿し、アメリカの未来への危惧を表した。
その一方で、マーク・ジェイコブスをはじめとするアメリカ人デザイナーの多くは選挙期間中、ヒラリーへの支持を表明すると共にフォロワーにも投票を促すコメントを数多く投稿していたが、トランプ候補の当選が確実になってからは投稿がピタリと止まっている。SNS上で自身の思想や意見をオープンに主張することの多い彼らが選挙の結果に対し沈黙を守っていることから、そのショックの大きさが窺える。