ビジネス

全米の景況感、大統領選挙を終えて大きく改善

 アメリカの民間研究機関である全米産業審議会は、11月のアメリカにおける消費者信頼感指数(5000人の消費者に対して、現状と6カ月後の経済や雇用、所得の景況感について尋ねるアンケートに基づく指数。1985年を100としている)が先月の100.8から急上昇し、107.1になったと発表した。同審議会のリン・フランコ=ディレクターは、「10月の緩やかな下降から一変、11月には大きく改善。(2008年の)リーマン・ショック前の水準に戻りつつある。11月のアンケートの多くは、大統領選挙の前に行われた。選挙後のアンケートはごく一部のハズだが、それさえ結果を押し上げている。くわえて、ホリデー商戦は順調なスタート。12月の指数はさらに伸びるだろう」とコメント。直近の最高値は、07年7月の111.9だ。

 クリス・クリストファー=JHSグローバル・インサイト ディレクターもこれに同意し、「10月の緩やかな下落は、大統領選の先行きが不透明だったため。選挙後、株価は上昇を続け、ドルもユーロや円と比較すると一人勝ちの状況が続いている。消費者心理も明るい。11月の指数改善は、多くの人にとって喜ばしいニュースだ。ホリデー商戦の背中を押すだろう」と話す。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。