ストライプインターナショナルは、20代後半から40代以上の女性に向けた新業態「ガレージ オブ グッド クロージング(GARAGE OF GOOD CLOTHING、以下GOGC)」の出店を2017年春から開始する。ブランドマネージャーに元サキヤクリエイト社長の稲垣直子氏を起用。商品はオリジナル品と国内外から選んだセレクト品を半々の割合で構成する。1号店は都内の駅ビルになる予定で、初年度5店の出店を計画する。
「GOGC」は「Whim Women(気まぐれな女)」がコンセプト。ブランド名の通り、カテゴリーや年齢にこだわらない良い服を、ガレージに集めたような売り場を作る。「エイジレスかつボーダレスな時代なので、さまざまなスタイリングが楽しめる業態にしたい」(稲垣マネージャー)。オリジナル品はシンプルな中にも一捻り加えたデザインを提案。国産が中心でトップス7000円、ボトムス1万円台前半を裾値に設定する。セレクト品は「ジョン ローレンス サリバン」「77サーカ」「エムエム6メゾン・マルジェラ」など、国内外からエッジのきいたブランドをそろえる。セレクト品のうち国内ブランドが約6割、海外ブランドが約4割。古着も充実させる。客単価は1万円台後半を想定する。
店舗はターミナル立地で82平方メートル、郊外型ショッピングセンター立地で99~132平方メートルになる見通し。1店舗あたり売上高1億5000万円を計画する。
稲垣マネージャーは岡山県倉敷市に本社を置くサキヤクリエイトで、セレクトショップ「ルカ」「レディ ラック ルカ」などを全国30数店舗の有力ブランドに成長させ、社長まで務めた。ストライプには10月に入社した。「GOGC」は稲垣マネージャーを含めサキヤクリエイト出身の女性3人で構成され、業態開発を進めている。