東京ガールズコレクション(以下、TGC)を手がけるWメディアは12月10日夜、ファッションイベント「トヨタ プレゼンツ アジア ファッション アワード(TOYOTA presents ASIA FASHION AWARD 2016 in TAIPEI)」(以下、AFA)を台湾・台北で開催した。会場は高級デザイナーズホテルのW台北の10階ルーフトップ。冷たい雨が降り注ぐ悪天候だったが、台湾をはじめ、アジアの各国から来場者延べ約1000人を動員した。
イベントは京都の老舗呉服屋「おか善」のショーでスタート。和太鼓の演奏をバックに、パステルカラーの染めが華やかな着物姿の藤井リナが登場した。日本からは、マークスタイラーの「エモダ(EMODA)」「アングリッド(UNGRID)」、台湾の「モマ(MOMA)」や「ヤン ツー スゥェン(THY TZU HSUAN YANG)」が16-17年秋冬のコレクションを見せた。台湾ドラマでも活躍する女優でモデルの池端レイナや、台湾でも人気の乃木坂46の松村沙友理、西野七瀬、堀未央奈、さらには、ローラ、ダレノガレ明美、八木アリサら16人が日本からモデルとして登場。
ファッションショーとともに、音楽家やダンサーによるパフォーマンスも見どころだった。小室哲哉は自身が作曲した「キャン・ユー・セレブレイト?」「ディパーチャーズ」などをメドレーにしてエレクトーンの生演奏を披露。同イベントで1番の歓声が沸き上がった。その他、中田ヤスタカやアミアヤ(AMIAYA)、ディエゴ・ミランダ(DIEGO MIRANDA)によるDJプレー、ダンサーデュオのフェム(FEMM)やサイバージャパンダンサーズ(CYBERJAPAN DANCERS)のダンスパフォーマンスも行われ、ドリンクやフィンガーフードを楽しみながら、音楽に合わせて踊る来場者の姿が見られた。
Wメディアの村上範義・社長は「AFAは、アジアへ向けたTGCの進化形。これまでさまざまな国でTGCを行ってきたが、日本のファッション、音楽、文化を発信する上でイベントのローカライズが必要だと感じていた。今回は日本人モデルが台湾の服を着て歩いたり、地元の台湾人モデルが日本のブランドを着た。新たなプラットフォームにして、今後アジアへのイベントに注力していく。次は上海を予定する」と語る。