ルミネは12月9日、JR新宿駅東南口付近の甲州街道の国道20号高架下エリアに、複合施設「サナギ 新宿」(広さ約900平方メートル)をオープンした。同施設は入口前のイベントスペース(広さ約277平方メートル)と約200席のカフェ&フードホール「サナギ食堂」からなる。
「サナギ食堂」には「アジア・日本の屋台村」をテーマに4つのフードショップが立ち並ぶ。タイ風ローストチキンの「炎のガイヤーン」、点心&ヌードルバー「点心爛漫」、おでんやロール寿司といった日本食がそろう「トーキョー コーリング」、キムチなどの冷菜とデザートが楽しめる「緑黄色人酒」が出店した。セルフサービスでメインと小皿を選ぶランチタイム(11~15時)、デザートを楽しめるカフェタイム(15~17時)、テーブルサービスのディナータイム(17~23時30分)と時間帯でメニューが異なる。店内にはこたつでまったり過ごせる「サロン桟敷」や、靴を脱いで畳の座敷でチルアウトできる「サナDの寝床」など和のテイストを取り入れ、訪日客の集客も見込んでいる。ラウンジ「噂の小部屋」は、「装苑」や「エル・ガール」などで活躍するスタイリストの相澤樹が空間ディレクションを手掛ける。また、アート作品を展示するサナギギャラリーもフードホール内に併設する。
同施設は、「サナギインキュベーション(孵化場)」と題した次世代クリエーター・DJアーティストを支援するプラットフォームを設置。第一弾のアーティストとして、サナギ公式キャラクターのサナD(サナディー)を手掛けた日本画家の十一(トヲハジム)の作品をサナギギャラリーで展示、販売する。またデッドケバブ&サイキックス(12月15日)、アルビノ サウンド(12月16、17、23、24日)、サクラギ ダイゴ from D.A.N.(12月16日)がDJパフォーマンスを披露する予定だ。また、アーティストやクリエーターの情報発信、カルチャー体験の場としてイベントスペースを設ける。同施設はアートなどのカルチャーを通じて多種多様な人に向けて新宿の魅力を発信することを目指し、新宿区と共同での取り組みも予定している。