「ディオール(DIOR)」は、マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)新アーティスティック・ディレクターによる初の広告を公開した。メゾン初の女性クチュリエとして、キウリは広告の制作チームにも女性を起用した。
2017年春夏シーズンの同広告は、フランス人フォトグラファーのブリジット・ラコンブ(Brigitte Lacombe)が撮影。双子モデルのルース(Ruth)とメイ・ベル(May Bell)の個性を浮き彫りにし、キウリが描く「ディオール」のフェミニニティーを表現している。彼女は「女性に撮影してもらいたかった。フェミニニティーと密接な関わりを持つメゾンとして、現代的な女性らしさを探求した」とコメント。モノクロのポートレートが多い同キャンペーンは、女優のシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)を起用したグラマラスな広告から一変。優美で落ち着いている。上品でありながら、「We Should All Be Feminists(われわれはみんなフェミニストであるべき)」のスローガンをプリントしたTシャツをフィーチャーするなど、ユースフルで現代的な女性を描写した。