ファッション

IT縫製の「シタテル」がアパレルOEMに参入

 ウェブ上で縫製工場マッチングするシタテル(熊本県、河野秀和・社長)はこのほど、素材・パーツからパターン、刺しゅうまで、アパレル生産を一括して受注できる新サービス「ジョイントSPA」をスタートした。同社は縫製工場のマッチングを行うサービス「シタテル」を、主に個人や小規模生産をターゲットに展開してきたが、ユーザーの中にデザイナーズブランドや大手アパレルが増加し、要望が多かったことから、パターンや生地、刺しゅう加工などの二次加工などのメニューを拡充。あらためて法人向けのサービスとして打ち出す。同社広報によると、繊維商社などの専門業者に比べ、小ロットで対応が可能な上、価格もリーズナブルに出来るメリットがあるという。「ユーザーの中には大手企業もあり、1万枚のオーダーを受けることもある。これまで布帛がメーンだったブランドがカットソーを手掛ける場合など、新たに生産品目を増やす際に活用してもらっている」(同社広報)。

 「シタテル」には現在2750ユーザーが登録し、縫製が170工場、生地・資材メーカーが30社、刺しゅうおよびプリントが15工場登録しているという。

【関連記事】
ロレアルが開発した世界初のスマートヘアブラシとは?
LVMHが幻のロシアンレザーを復活
売り先は工場から商業施設へ 世界トップの刺しゅう機メーカーが“Fab”に手応え
“縫製工場4.0”キーマンが語る日本の工場の危機

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

27メディアが登場、これが私たち自慢の“ナンバーワン”【WWDJAPAN BEAUTY付録:化粧品専門店サバイバル最前線】

11月25日発売号は、毎年恒例のメディア特集です。今年のテーマは "ナンバーワン"。出版社や新興メディアは昨今、ウェブサイトやSNSでスピーディーな情報発信をしたり、フェスやアワードなどのイベントを実施したり、自社クリエイティブやIPを用いてソリューション事業を行ったりなど、事業を多角化しています。そのような状況だからこそ、「この分野ならナンバーワン!」と言えるような核を持てているかが重要です。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。