1月21日、女性の地位向上と差別の撤廃を訴え、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領に反対するデモ「ウィメンズ・マーチ(Women’s March)」が世界各国で行われた。100万人以上が参列し、手作りのプラカードを持ったり、メッセージを書いたTシャツや帽子を着用した。マドンナ(Madonna)やスカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)、アリシア・キーズ(Alicia Keys)、シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)、エマ・ワトソン(Emma Watson)ら多くのセレブリティーや著名人も参加し、話題を呼んだ。
ファッション業界ではザック・ポーゼン(Zac Posen)やレイチェル・コーミー(Rachel Comey)、ジュエリーデザイナーのジェニファー・フィッシャー(Jennifer Fisher)らが参加した。ナタリー・ポートマン(Natalie Portman)やリアーナ(Rihanna)はマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)による「ディオール(DIOR)」のTシャツを着用した。メゾン初の女性クチュリエとなったマリアはデビューコレクションの昨シーズン、ナイジェリア出身の作家、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ(Chimamanda Ngozi Adichie)のエッセイ「WE SHOULD ALL BE FEMINISTS(私たちは皆フェミニストになるべき)」にインスパイアされ、「WE SHOULD ALL BE FEMINISTS」と書かれたTシャツを発表。「ディオール」の公式インスタグラムには、マリアが同Tシャツを着ている写真が投稿され、直接「ウィメンズ・マーチ」には参加できなかったものの、Tシャツで活動をサポートしている旨がキャプションに書かれている。その他、「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」「レベッカ ミンコフ(REBECCA MINKOFF)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」「アリス アンド オリビア(ALICE + OLIVIA)」など、多くのブランドやデザイナーが投稿をした。
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