ファッション

「フィラ」が若者向けにリブランディング 名作シューズも復刻

 丸紅フットウェアは、イタリアのスポーツメーカー「フィラ(FILA)」のサブライセンス権を取得し、2017年1月から日本向けフットウエアの開発と販売を行っている。国内のマスターライセンス権は伊藤忠商事が持ち、卸先はこれまで量販店が中心だったが、今後はファッション性を強化してセレクトショップやスニーカーショップに拡販する。20年までに販売足数150万足、売上高80億円を目指す。

 テニス、ランニング、トレーニング、ゴルフの4カテゴリーを軸にし、日本企画、グローバル、インポートの3つのプロダクトラインで販売する。グローバルラインでは、1980~90年代にかけてヒットしたモデルを“ヘリテージライン”として復刻。第一弾は米プロバスケットボール選手グラント・ヒルの代表モデルを復刻した“96 GL(1万3000円)”で、4月上旬に発売する予定だ。

 新たなメーンターゲットは10~20代男女の若年層で、SNSでの情報発信を積極的に行う。丸紅フットウェアの武田肇プロダクト事業部 第4課 課長は「『フィラ』のシューズは90年代に日本で120億円売っていたが、ここ10年で目にすることが少なくなっていた。しかし最近『ゴーシャ ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)』とコラボしたり、Tシャツやバッグが『ウィゴー(WEGO)』で販売されたりと、若い女性を中心にブランドの知名度は広がっている。今後は『フィラ』が持つ110年の歴史など、ブランドについての認知度を深めてもらえるようにしたい」と話す。

【関連記事】
■アディダス“NMD”のオリジナルモデルが1月14日に再発売
■名作ランシューズが続々と復刻 フィンランド発のシューズブランド「カルフ」が100周年

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。