米フットボールリーグNFLの優勝決定戦「スーパーボウル(Super Bowl)」のハーフタイムショーで14分間のパフォーマンスを演じたレディー・ガガ(Lady Gaga)について、今回含め、長年彼女のヘアスタイリストを務めてきたフレデリック・アスピラス(Frederic Aspiras)がコンセプトや用いた製品について話した。フレデリックは、「『スーパーボウル』のハーフタイムショーは、世界最大のステージ。綿密に計画を練るため、史上最大のインスピレーションボードを用意した。そこには、僕が今までに作ったヘア、今制作中のヘア、そして、いまだ取り組んだことのないヘア、あらゆるガガの髪型を並べて、彼女の過去と現在、そして未来を表現しようと試みたんだ」と話す。
ガガのパフォーマンスは、フレンチのムード漂うアップスタイルで幕を開けた。フレデリックは、「アップから始めたのは、彼女の顔を全世界に見せるため」と解説。そして途中、彼女がアップをほどくと、カーリーなロングヘアは一気に解き放たれ、彼女が動くたびに激しく躍動。フレデリックは、「ここで初めて、多くの人は彼女の髪色に気づくんだ。最新アルバム『Joanne』のカバーで身につけていたピンクの帽子にちなんで、ブロンドヘアに加えたのは、『マトリックス カラー シンク ウォーターカラーズ』のクオーツピンク。ヘアにはムースをなじませた後、カールを保つスプレーをオン。整髪料を幾重にも重ねているけれど、動くたびに躍動するよう、軽さを維持することを心がけた。整髪料は正しく使えば、何層重ねてもエフォートレスかつクリーンで、洗練されていて、セクシーなヘアスタイルにつながる。それが今回のポイントだ」と話した。髪の毛の長さについては、「『ヴェルサーチ』の衣装の妨げにならないよう心掛けた」という。
パフォーマンスのヘアスタイルは、ゲームの最中に流れたガガ出演の「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のコマーシャルと対照的だった。スリークなアップスタイルを作ったのもフレデリック。「ジュエリーがきちんと見えるよう」、まとめ髪にしたと話す。