日本ショッピングセンター協会が発表した既存ショッピングセンター(SC)の2016年総売上高は、前年比1.1%減と13年以来3年ぶりに下回った。SCの年間総売上高(全SC3212ベース、推計)は、31兆1241億円(速報値)で同0.1%増だった。
16年は、1月と2月が前年比プラスで始まったものの、婦人服をはじめとした衣料品が苦戦し、3月以降は休日が2日多かった7月を除いて、9月までマイナスで推移した。10月は一部のSCで婦人服が上向いたことや映画館や年末のセールが好調だったことから、ほぼ前年並みで推移した。
地域別で見ると、九州・沖縄が前年比プラスだったものの残りの地域は前年を下回った。都市の規模別に見ると、政令指定都市が0.4%減、その他の地域が1.5%減だった。
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■既存SCの2015年売上高は前年比並み