仏アニエスベー・グループが所有し、アニエスベージャパンがサポートする環境調査船「タラ号」が日本に寄港している。22日には東京・竹芝ふ頭で関係者向けの発表会を行った。
エティエンヌ・ブルゴワ=アニエスベー・グループ社長兼タラ財団会長は「タラ号の主な目的は、環境問題を切り口に科学調査を行い、発信すること。現在はサンゴを研究する“太平洋プロジェクト”の最中で、日本には世界で一番長く寄港する」と話し、研究者が地球環境の現状や、研究の進捗について説明した。またタラ号にアーティストが乗船し、環境について学びながら創作活動を行う企画「アーティストインレジデンス」を紹介。グアムから乗船した画家の大小島真木が航海体験から着想を得たドローイングを披露した。
タラ号は4月20日まで東京、下田、高知、沖縄に寄港し、一般客に向けた環境にまつわる啓発講座を開催する。