阪急うめだ本店は3月26日、大きいサイズの婦人服売り場「プリュス」内に新設する自主編集売り場「チャビー カーヴィー(CHUBBY CURVY)」のオリジナルブランドを4月21日のオープンに先駆けて披露した。商品の企画と生産は、サマンサタバサジャパンリミテッド傘下で「アンドクチュール(AND COUTURE)」や「レディアゼル(REDYAZEL)」などを手掛けるバーンデストローズジャパンリミテッドが行う。ワンピースやトップス、ボトムスがそろい、デビュー商品はスカートとブラウスが各1万8360円、ドレスが3万1320円(全て税込み参考価格)など。バーンデストにとってLサイズブランドは初の試みになる。
「チャビー カーヴィー」売り場では、オリジナルブランドの他に、特命バイヤーを務めるお笑い芸人の渡辺直美が海外で見つけたイギリスの「レイジー オーフ(LAZY OAF)」などの大きいサイズ商品に加え、日本の「リトルサニーバイト(LITTLE SUNNY BITE)」、渡辺がプロデュースするウィゴーの「プニュズ(PUNYUS)」などを取り扱う予定だ。
4月21日に全面改装する「プリュス」は、「自分のサイズに合うかわいい服がない」といった顧客の声に着目し、「年齢×グレード」から「体型×フィット感」の売り場コンセプトに刷新する。Lサイズを着用するファッション好きの幅広い女性に向け、体型や身長、ボディラインの見せ方などに合わせたスタイルを提案する。「プリュス」改装後の初年度売上高は、前年比12%増の約29億円、「チャビー カーヴィー」は3億円をそれぞれ目標とする。
26日の発表会では、渡辺直美と清水明央「ラ・ファーファ」編集長、桃香愛「東京グラマラスぽっちゃりコレクション」代表、亀井潤一・阪急阪神百貨店執行役員を審査員に、「チャビー カーヴィー」のバイヤー兼販売スタッフの公開オーディションも実施した。応募総数28人から8人最終オーディションに登場し、藤原幸乃さん(22歳)と岡本亜依さん(25歳)が選ばれた。渡辺は、「笑顔が素敵で、自分の思いをきちんと伝えられる姿勢がとても良かった。きっと売り場を盛り上げてくれると思った」と評価した。2人は「チャビー カーヴィー」のPRの一環として、モデル活動も行う。